活用事例
千葉県の布佐南小学校の前田先生にPenPlusClassroomを使用した校内授業研究会の様子を紹介して頂きました。今回は理科の授業で「すがたをかえる水」というお題です。布佐南小学校では平成26年度より、本格的にICT授業に取り組んでいます。今回の授業では1班3,4名で8班に分かれて、8台のipadを使用しました。授業内容は以下になります。
授業開始後各班の班長が先生のところへipadを取りに行きました。授業が始まって暫くは、ipadは使用せず先生の「水は何度で凍る?」「体積は変化すると思う?」という質問に対し生徒が予想していきます。ノート記入後班ごとで発表し合い、みんなの前で数人が発表し、その予想に基づいて実験に移ります。今回の実験内容は2分ごとに水の温度を測り水の変化を記録するという内容でした。先生の合図で温度を測る人、水の様子を観察する人、ipadに記入する人、紙に記入する人に分かれて実験に取り掛かりました。
実験中、役割が1人一人決まっているので、みんなの顔がとても真剣です。実験中は先生が机間巡視しながら児童がipadに記入している様子を随時見ることができるように定期回収の機能を使用していました。テレビ画面にipadの画面が映っているので、ふざけている児童は一人もいません。
何度で凍ったのかipadに記入後、まとめも記入していきます。模範になる一班の回答を拡大表示し、みんなでその答えを見て最後にまとめをノートへ記入していました。大画面で拡大表示をすることで、後ろの生徒でも見やすくなっています。水は0℃で凍り、結果体積は大きくなるという結論が出た後、先生から新たに天気と気温が三時間ごとに記録された表が生徒に送られてきました。先ほどの授業の結論を踏まえて、「何時に水は凍ったでしょう?」という質問に児童から回答が出たところで今回の授業は終了です。
今回の授業では先生が常に生徒画面を定期回収することで、先生が生徒の画面を見ながら積極的に机間巡視し児童と会話していることが多く見られました。また、一人一人に仕事の担当が割り振られ、真剣に自分の仕事に取り組んでいる姿がとても印象的でした。