活用事例
熊本市立白山小学校の椎屋先生に、総合的な学習の時間での電子黒板の活用事例を教えて頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
本校の6年生は、総合的な学習の時間「過去から学ぼう~平和学習~」の単元計画のもと平和学習・歴史学習の一環として、長崎へ修学旅行に行っている。今回は、長崎現地学習を中心に据え、戦争の悲惨さや平和の尊さを学んだ。
まずは、社会科での学習を手掛かりに、平和学習のテーマを決めた。同じテーマの子ども同士で編成したグループで調査活動を行い、まとめとしてプレゼンを作成し、終末には「平和学習発表会」を行うという流れで学習を進めた。
修学旅行の事前学習では、長崎の地図や観光地、名産品などの写真や映像を視聴した。長崎の町並みや平和に関する施設等を鮮明な画像で見ることにより、修学旅行への期待と現地学習への意欲を高めた。修学旅行の写真もスライドショーにして、みんなで視聴し、現地学習を振り返った。
子どもたちは、テーマに沿って、写真や資料などを活用し、プレゼンテーションを作成した。この写真は、平和学習発表会で、チームごとに作成した資料を用いてプレゼンテーションを行っている様子である。大きな画面でみる戦争の爪あとや、自分達の思いを綴ったメッセージによって、平和への思いや願いを募らせた。
今回は、長期にわたる学習の導入から終末まで、電子黒板を活用し、学習を進めた。活用の仕方は、活動の内容やねらいによって違ったが、映像を目にしたり、自分達の思いが画面上で可視化されたりしたことにより、子どもたちは最後まで意欲的に学習を進めることができた。